夕食前のハッピーアワー!アペリティーボ

アペリティーボ(aperitivo)は
食欲を磨くための飲み物を意味する言葉で、
フランスの食前酒(aperitif)や
米国のアペタイザー(appetizer)と語源が同じである。
また、「Aperto '='〜開く」という意味も持っている。
これは本格的な食事の前にハーブやスパイスを
入れた苦いリキュールやカクテル、ワインなどの
お酒やコーラ、ジュースなどの飲み物を飲む文化を指す。

ペリティーボがあるからである。
食事前のウォーミングアップタイムに、
午後5時から8時まで、夕食の前に、
カクテルとバーのメニューで食欲をかきたてる、
イタリアならではの食文化だ。


主にイタリア北部のパブで
簡単に体験することができるが、
ピーナッツ、お菓子などスナック食品とサラミ、
プロシュートハム、チーズ、
サンドイッチなどの各種食品が並ぶ。
バーごとに異なるが、種類の数が
ビュッフェと同じくらい多く、
場所も簡単に見つけることができる。
いくつかの飲み物を注文すると
フィンガーフードを無制限に
食べることができるから、
たったの4ユーロだけでも楽しめる。
このためか、懐事情が困難な大学生などが
夕方に席を埋めることがある。
これら多くのイタリア人が
アペリティーボを「ハッピーアワー」と呼ぶ。

このように、本格的な食前酒文化が
広がり始めたのは白ワイン30種類以上の
ハーブやスパイスを入れて作った
ベルモット(Vermouth)が出てきたあとだ。
ミラノ、ヴェネツィア、ナポリ、
ローマなどの都市にある店のあいだで有名になり、
イタリアの人々の文化に自然に浸透した。
しかし、これらのアペリティーボ文化は
南イタリアでは見られない。北部と南部は、
同じ国とは思えないほど所得格差が大きく、
これが理由かもしれない。