高級材料として知られているサフランとトリュフ

「世界で最も高価な材料」サフラン

イタリア人が高級食材で使用するサフラン。
これはサフランの花の雌しべで、
乾燥スパイスの中では、世界で
最も高価なスパイスに挙げられる。
実際は赤だが、これを水に解いて
料理に混ぜる料理は黄色くなる。
主に魚料理やパエリア、リゾット、
ソースなどに使用される。


ミラノを代表する料理の一つである
サフランリゾットは、16世紀初め、
大聖堂のステンドグラスの窓に
色を塗るためにサフランを使用していた
労働者がリゾットに使用したのが由来とされる。
この後、リゾットほか、パスタ、サラダ、
ソースなど多様に活用され、
多くの人に愛されている。

 

「土の中のダイヤモンド」トリュフ

世界3大食材の一つであるトリュフ。
これは強く独特の香りを持っており、
少量だけでも食品全体の味を左右する。
人工栽培が不可能で、地下の中で育っているので、
簡単に得ることができる材料ではない。
肉眼で発見が難しく、訓練された犬や豚を
用いて採取をする。加えてトリュフが適当な
大きさに育つまでは7年程度の時間がかかり、
これらの理由のために、ヨーロッパでは
「土の中のダイヤモンド」と呼ばれる。

イタリア人のおかげで、
フランス人がトリュフを楽しむことができた。

中世フランスの食文化はあまり発達したほうがなかったが、
イタリアフィレンツェのメディチ(Medici)家出身の
カトリーヌ・ド・メディチが、
1533年にフランスアンリ2世と政略結婚をしてから、
イタリアの発達した料理技術が流入した。
この結婚式は、歴史的に記録される象徴だったが、
ルネサンスがきらびやかに花を咲かせ、
イタリアの文化とフランスの文化が
混在されるきっかけになった。


ルネサンス時期を経て、
イタリア貴族たちは派手な食文化と
テーブルマナーを完成し、
そのうちの一つメディチ家は、
これまでフランス人が一度も見られなかった
トリュフを紹介した。
最初に「土がついた黒い石」と
思っていたフランス人は、
トリュフで作り上げた料理を食べ、
ずば抜けた味に驚かされた。
以後トリュフは急速に、フランス料理に広がって、
今日では、フランスで愛用される食材となった。